犬がフードを食べないのは飼い主が100%悪い!【犬の食育について考える】

こんにちは、あきたつです。
今回は、私が経営しているペットショップ【Dog’s Home】で行っている「犬の食育」についてのお話をさせていただきます。
「愛犬のご飯の食いつきが悪くて悩んでいる…」
「愛犬が急にドッグフードを食べなくて困っている…」
「正しいドッグフードのあげ方がわからない…」
こんな悩みを持っている方は、ぜひ最後までご覧になってください。
犬の食育とは?

そもそも「食育」とはなんでしょうか。
調べるとこんな定義がありました。
【食育】
参考:食育とは?:農林水産省
生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの
簡単に言うと、「健康的な食生活をするための教育」が「食育」です。
「犬の食育」に関しては、ハッキリとした定義がありませんが、私なりに「犬が健康的な食生活をするための教育」が「犬の食育」と解釈しています。
しかし、ネットで「犬の食育」を調べると「ドッグフード」ではなく「手作りのフード」を愛犬にあげましょう!とオススメしているのをよく見かけます。
理由はこんな感じです。
- ドッグフードよりも手作りフードの方が食べてくれる!
- 手作りフードの方が栄養バランスがいい!
- ドッグフードだけだとかわいそうだから色々なものを食べさせたい!
確かに「手作りフード」も質の低いドッグフードをあげるよりはいいと思いますし、「手作りフードを」否定するつもりもありません。
しかし、私の経営している【Dog’s Home】では「犬の食育」を「しつけでどんなフードでも食べきる」という事に焦点を置いています。
犬がフードを食べなくなる原因

よくお客様に「愛犬がフードを食べなくて困っている」と相談を受けます。
食べない原因を聞くとこんなのが多いです。
- ドッグフードを食べないから、すぐに別のドッグフードをあげる
- 味の濃い缶詰・おやつ、人のご飯を主にあげている
- 犬のワガママを聞いている
これらの原因は、すべて犬が主体になっていますよね。
「犬が食べないから、フードを変える」
「犬が嫌がるから、フードに缶詰を混ぜる」
子犬の頃は「低血糖」などの心配があるので仕方ない部分もありますが、愛犬の言いなりなってしまっては、ワガママになってフードを食べなくなるのは当然です。
もちろん「病気」「環境」などのストレスでフードを食べなくなることもありますが、それ以外のフードを食べない原因は飼い主にあると言っても過言では無いんです。
「しつけでどんなフードでも食べきる」メリット

そこで【Dog’s Home】では「しつけでどんなフードでも食べきる」を愛犬に教えます。
愛犬に「しつけでどんなフードでも食べきる」を教えると、フードが好きになるのでこんなメリットがあります。
- フードを使って「おて」「おすわり」などのしつけがしやすくなる
- フードを使って「大きな音」などの怖いものに慣れさせやすくなる
- フードを使って「ブラッシング」「シャンプー」などの苦手なことに慣れさせやすくなる
- 治療で「薬」が出てもフードに混ぜれば嫌がらずに食べてくれるようになる
「しつけでどんなフードでも食べきる」を教えれば、愛犬だけでなく飼い主さんの負担も大幅に減らせるんです。
もし、飼い主さんに万が一があった場合にも役立ちます。
飼い主さんが倒れて、愛犬が他の家族や知らない人に引き取られたとしましょう。そのとき、ワガママに育てられたことが原因で、フードを食べなかったらどうでしょうか?
おそらく、新しい飼い主さんもワンちゃんもかなり大変な思いをするはずです。
愛犬に愛情を注ぐことは大事ですが、間違った方向に愛情が向いてしまうと、愛犬を不幸にさせてしまう可能性があります。
しつけでどんなフードでも食べきるようにしておけば、様々な状況で役立つので覚えさせておいて損はないですよ。
愛犬に「しつけでどんなフードでも食べきる」を教える方法

最後に具体的な「しつけでどんなフードでも食べきる」しつけの方法を解説していきます。
飼い主さんがよく悩まれる例を用いて見ていきましょう。

「最初はフードをガツガツ食べていたけど、だんだんと食いつきが悪くなってきました。あまりに食べないのも心配だから、色々なフードを試したけど、その日によって食べたり食べなかったりします。缶詰をフードに混ぜないと食べなかったりもするのでフードをあげるのが大変です。どうすればいいでしょうか?」
食べない理由を探す
まずは、急にフードを食べなくなった理由を探しましょう。
フードを食べなくなったのには必ず理由があります。よくある理由はこんな感じです。
- 体調が悪い
- ストレス
- フードのあげ方
「体調が悪い」「ストレス」は病院で治療をしたりストレスの原因を取り除く必要があります。
問題は「フードのあげ方」です。よくあるのがこんなやり方です。
「おじいちゃんが知らない間に人間のご飯をあげている」
「家族でフードのあげ方が統一できていない」
ポイントは「飼い主の行動と考え方」に焦点を当ててください。
家族に話を聞くと、意外にもフードのあげ方がバラバラだったり、愛犬を甘やかしていることがあるので、必ず確認しましょう。
フードをすぐに変えるのはヤメて!
フードを食べなくて困っている飼い主さんは非常に多いです。そして、ほとんどの方がこう思います。
「今のフードで食べないから別のフードに変えよう!」
「フードに缶詰を混ぜよう!」
「フードに飽きたのかな?」
確かに、急にフードを食べなくなると心配になりますよね。しかし、この考え方は絶対にやめてください!
これをすると、犬は「フードを食べないと別のフードが出てきた!」という経験をします。
すると、自分の好みのフードが出てくるまで「フードを食べない」という習慣がつき、だんだんとフードを食べなくなる犬に変わっていくんです。
どんなしつけをすればいいの?
結論から言うと、フードを置いて遊び始めたり、フードを食べなかったりしたら、すぐにフードを片付けてください。
「でも、フードを食べなくても倒れたりしないの?」
「フードを食べなくて放っておくのはかわいそう…」
確かに、生後2〜3ヶ月程度の子犬は「低血糖」の心配があるので、やりすぎは注意が必要です。
しかし、生後6カ月前後でこれまでしっかりフードを食べているのであれば、食事を1回抜いても問題はありません。心配なら食事回数を4回に分けて、そのうちの1回を抜くのもアリです。
すると、犬は「フードを出されてすぐに食べないと片付けられる!」という経験をします。
これを繰り返して、だんだんとフードを食べるきっかけを作ります。フードの量を減らしたり、フードを置く時間を少しずつ長くしていくなどの方法があるので、いろいろ実践してみてくださいね。
「愛犬がフードを食べない」は、飼い主さんのしつけでほとんど直すことができます。
もし、この記事を見てわからないことがあれば、何でも相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせくださいね!
まとめ

今回は、犬の食育と、しつけでどんなフードでも食べきる方法を解説してきました。
私は、愛犬が誰に迎えられても幸せになれる状況を作ることが1番の愛情だと思っているので「しつけでどんなフードでも食べきる食育」にたどり着きました。
「しつけでどんなフードでも食べきる」のは飼い主さんのしつけ次第です。
愛犬の責任にしていては、一生問題を解決することはできません。
飼い主さんが責任を持って、愛犬に向き合ってください。
一緒に、愛犬の未来の為に取り組んでいきましょう!
Dog’s Homeにお任せください!
熊本県八代市にあるペットショップ【Dog’s Home】では「わんちゃんをお迎えした後に後悔して欲しくない!」「わんちゃんも飼い主さんも苦労して欲しくない!」初めてワンちゃんを飼う飼い主さんにアットホームに寄り添えるペットショップです。「わんちゃんの生体販売」「ペットホテル」「ペットシッター」「ホームステイ」などを行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。