やる気がない部下の3つの原因【原因は上司です】

今回は、やる気がない部下の3つの原因について書いていきます。
本記事では、なぜ部下が仕事に対してやる気がないのか知りたい方に向けて解説します。

・なぜ部下はやる気を出してくれないの?
・部下のやる気を出す方法を知りたい!
・自分が悪いからやる気が出ないの?
と言う方は解決できる記事になっています。
部下がやる気のない原因を知れば、あなたの部下への接し方が大きく変化します。
ぜひ、参考にしてくださいね。
部下のやる気がなく困ったことはありませんか?
たとえば以下のような状況です。
・返事するけど行動に移さない
・上司がいないときにサボる
・自分勝手な行動をする
などですね。
多くの方が経験されているのではないでしょうか?
もしくは、そのような上司を見てきた方もいらっしゃると思います。
ではあなたに聞きます。
あなたはダメな上司になっていませんか?
あなたはダメな上司になりたいですか?
私はこれまで多くの現場を経験してきましたが、そういう上司が現場をツブします。
売り上げも上がらない、部下も言うことを聞かない。
チームワークはメチャメチャ、人間関係は最悪です。
そこで、あなたがダメな上司にならないために、私が学んだ「やる気がない部下の3つの原因」をお話しします。
ただ、実績がない人間の記事は信頼に欠けるので、信憑性を上げるために私の実績を載せます。
・7年で150人以上の部下を指導
・7年で15000人以上のお悩み相談を受ける
・7年で2億5,000万以上の営業実績
・約2年間4県を統括するマネージャー経験あり
・2020年ワイズ・ワン・アカデミー起業
では、解説していきます!
目次
1 やる気がない部下の3つの原因
2 上司が基準
2.1 ではどうすればいいのか?
3 マウントを取りすぎる
3.1 ではどうすればいいのか?
4 上司の感情で行動する
4.1 ではどうすればいいのか?
5 まとめ
やる気がない部下の3つの原因

結論から言います。
上司に99%原因があります。
上司が現場を作っているのです。
企業の中の一つの部署でも店舗運営でもそこの上司が経営者なのです。
逆を言えば、上司が変われば現状が99%改善されます。
・「いや、絶対部下が悪い!」
・「それは言い過ぎでしょ!」
などの反論もあると思います。
確かにそういう場合もあるでしょう。
ただし、始めは自分に原因がないかを疑ってください。原因が1%も見つからなければ部下のせいかもしれません。
そうしなければ、あなたが一生ヒトのせいにする上司になるからです。
あなたは、そんな上司がいたらやる気をなくしませんか?
これを踏まえて原因を3つ紹介します。
・上司が基準
・マウントを取りすぎる
・上司の感情で行動する
では、1つづつ解説していきます!
上司が基準

まず、大前提としてしっかりと頭に入れて下さい。
あなたと部下は違う人間です。
あなたと同じレベルではすぐにはできません!
この前提がないと、上司のあなたはイライラします。
そのイライラが態度に出てしまい部下のやる気をなくすのです。
上司は仕事の基準が自分になりがちです。するとこんなことが起きます。
・「俺だったら30分で終わるのに何で1時間もかかるんだよ!」
・「俺だったら効率よくできるのに何でできないんだよ!」
心の中だけで思うならまだしも、態度で表したり言葉にしてしまったらアウトです。
部下はこう思います。
・「じゃあ、自分でやれよ!」
・「やっぱり自分はできの悪い人間だ・・・」
昭和の時代なら通じたかもしれませんが現代では通用しません。
心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自分の自己満足を満たすための基準は今すぐ止めてください。
ではどうすればいいのか?
基準は部下ひとりひとり全員違います。
1日でできる子もいれば1週間かかる子もいます。
基準は必ずひとりひとりに合わせて指導をしてあげて下さい。
自分の基準ではなく部下にしっかりと向き合ってあげて下さい。
基準を部下にすれば、あなたがイライラすることもなくなってくるでしょう。
なぜなら、「できないことが当たり前」だからです。
そこから「どうすればできるようになるか」を一緒に考えてあげてください。
向き合い続ければ部下もこう思ってくれるようになります。
・「すごく、自分のこと考えてくれてるんだなー」
・「この人の言うことならやってみようかな!」
・「上司が真剣に向き合うなら自分も真剣にやろうかな!」
もちろん、最初から上手くいきません。けれども、必ず変化が少しづつ目に見えてきます。
とにかく基準はひとりひとり違います。
部下の基準を見つけてとにかく向き合って下さい。
そうすれば、自然と部下のやる気が上がっていきますよ。
マウントを取りすぎる

部下に対して、マウントを取る上司が非常に多いです。
上司の承認欲求を満たし優越感にひたるためマウントを取るのです。
・「1年も働いてそんなこともできないの?俺は1ヶ月でできたけどね。」
・「俺の言うことは絶対正しいんだから、その意見は間違ってるよ。」
・「そのやり方は効率悪いんだから、俺の言った通りやって。」
などですね。上げればキリがないです。
あなたも似たような経験あるのではないでしょうか?
部下の立場のみなさん。
そんな上司からは早く離れて下さい。
少しもあなたのためになりません。
あなたを認めてくれる上司が必ずいます。
マウントを取ってる上司のみなさん。
厳しいことを言いますが、非常にダサいです。
すぐにマウントを取ることをやめて下さい。
あなたがマウントを取って得られるものは一瞬の優越感だけです。
逆に失うものは部下の信頼です。
大きな代償を気付かぬうちに払っています。
マウントを取る上司の言うことなんて誰も聞きません。
口では「はい、わかりました。」でも、心の中では「うるせーな」ぐらいしか思っていません。
マウントを取ってもいいことは何もないのです。
ではどうすればいいのか?
結論から言います。
部下に感謝をして、謙虚な姿勢を持って下さい。
確かに、部下よりも上司の方が能力が優れていてることが一般的です。
実際、何かしら優秀だから上司に選ばれているところはあると思います。
しかし、だからと言って上司がすべて偉いわけではありません。
部下の協力があってこそ上司が上司としていられるわけですし、必ず助けられている部分もあるはずです。
そこを履き違えて、「全て自分が正しい」「全て自分が上だ」と思ってしまうのは見当違いです。
まずは部下に感謝して下さい。
・「いつも、作業をやってくれてありがとう!」
・「君がいてくれるから安心して任せられるよ!」
そして謙虚な姿勢を持って下さい。
・「部下たちがいるから、今の自分がいるんだ!」
・「部下たちのおかげで目標達成できた!」
上司がすべてではないです。
部下達がいるからあなたは上司として成り立つのです。
そうすれば、マウントを取ろうなんて気持ちは起きないはずです。
これを心がければ、部下のやる気もグンと上がるはずです。
上司の感情で行動する

上司の感情で振り回される部下ほど理不尽な物はないです。
・「〇〇さんが好きだから〇〇さんの評価をあげよう!」
・「〇〇さんは嫌いだから冷たく接しよう。」
・「今日は機嫌が悪いから部下に八つ当たりしよう」
などですね。
似たような経験がある方はいらっしゃいましたか?
おそらく、多くの方が経験していると思います。
部下は、上司が機嫌を損ねないようにご機嫌とりをするようになります。
そして感情が爆発した上司に理由もなく八つ当たりされるのです。
部下にとったらそんな上司いない方がいいですよね。
部下の成長にもつながりませんしマイナスしかないです。
もちろん、正当な理由があっての指導はいいと思います。
しかしそこに、上司の感情が入ってしまっては理不尽になります。
厳しいことを言いますが、感情的な上司の方は部下を使ってストレス発散するのをやめて下さい。
部下は優しいから何も言いませんが、ほぼ間違いなく嫌われています。
そんな上司の下でやる気を出すなんて無理な話です。
ではどうすればいいのか?
ここまで散々言ってきましたが感情的な上司の気持ちは分かります。
私もその一人だったからです。
自分は一生懸命やっているのに結果が出ない。
周囲も認めてくれない。
モヤモヤが積もり感情的になってしまい部下に当たってしまう。
この繰り返しでした。
原因を部下のせいにしている時点で、やる気が出ないのは当然ですがその感情を部下にもぶつけてしまっていたのです。
さらに苦手な部下とは距離を置き、好きな部下とは距離を縮めることもやっていました。
最低の上司ですよね。
部下の心が離れていくのが明らかに分かりました。
そのとき、行ったことが「部下に感謝する」です。
【2.マウントを取りすぎる】に共通しますが大事なポイントです。
・「部下が作業をしてくれているから自分の作業が集中して出来る。」
・「部下がいてくれるからチームで結果が出せる。」
部下の存在を見つめ直せば感情的になることをだいぶ減らせると思います。
加えて「自分の感情をコントロールする」ことです。
感情的になりそうになった瞬間に思い出して下さい。
今、その行動をすることで何のメリットがあるのか?
感情的な行動はメリットがないことがほとんどです。
慣れるまでは難しいですが、するかしないかで自制力がまるで違ってきます。
部下のやる気を上げるためには必須です。
あなたに当てはまっていたら意識して直して行ってくださいね。
やる気がない部下の3つの原因【まとめ】
いかがだったでしょうか?
以上が、やる気がない部下の3つの原因です。
すべてに共通することは上司自身が変わらなければならないと言うことです。
部下のせいにしてしまうのは簡単です。
上司が変わる必要がなくなりますからね。
人は変化が嫌いな生き物です。
人は一定を保つのが一番楽なんです。
しかし、変化を止めてしまっては何も現状は変わりません。
あなたは上司として選ばれた存在です。
会社から認められているから上司なのです。
そんなあなたなら必ず変わることができます。
これをきっかけに、少しづつでいいので挑戦してみて下さい。
この記事の内容ができれば、部下のやる気だけでなくあなた自身の成長に大きく影響します。
自分を信じて成長していきましょう!
最高の結果は最高の行動から。